私たちが傷を受けずに生きることは不可能だといわれます。しかし人間には受けた痛みを強さに変える「半脆弱性(はんぜいじゃくせい)」という機能が備わっています。これは人間が弱さを克服するための仕組みです。
私自身も失敗したり、ミスを指摘されたりと些細な一言で傷ついてしまう瞬間がありますが、傷つきやすいことは悪いことではない、感受性が豊かなためであると知りました。たとえば、「目が良い」「耳が良い」という位置づけと似ています。
半脆弱性(はんぜいじゃくせい)は、筋トレで負荷を与えると筋肉の繊維に傷がついて、その傷が治る際に多めに筋肉が回復する。次は同じ負荷に負けないようにと筋肉が自ら成長してくれる。これが半脆弱性の底力です。
精神的な傷も同じで、傷や痛みを否定せずにしっかり向き合い、「同じ目に遭わないためにはどうしたらいいか?」脳がフル回転をしてくれます。その先にあるものは、心に負荷をかけないための知恵や工夫に辿り着くことです。
傷を何度も乗り越える経験を重ねれば、傷つくことを恐れずに挑戦できる強さが身につきます。傷つきやすい自分を責めず特別な力があると捉え、弱さを力に変えていきましょう。
