自分勝手な部分に気づかせてくれた仲間の存在

あの頃の私は、「なぜ自分ばかりがこんな業務量を抱えなければならないのか」

「どうして面倒な作業が自分に回ってくるのか」そんな不満でいっぱいだった。

仕事中はずっと怒った顔をしていて、昼休みも取らずに不貞腐れながら作業していることもあった。

そんな気持ちで過ごしていたら、周りの人がどんどん離れていった。それが本当にショックだった。

手伝ってほしいのに「手伝ってほしい」と言えない。不良品が出て作業が止まる。仕事は進まず、どんどん溜まっていく。

自分のことも嫌になって、ストレスで心が潰れていくようだった。

何日か体調不良で休んで、久しぶりに出社したとき、他部署の先輩が声をかけてくれた。

その時、同じ部署のメンバーの前で私は

「◯◯さんだけですよ、心配してくれるの」と口にしてしまった。

すると、同じ部署のメンバーが

「みんな心配してたんだよ!!!」

と怒ってくれた。

その言葉で、私は自分が自己中心的な考え方になっていたことに気づいた。


みんなは私を見放したわけじゃなかった。嫌いになったわけでもなかった。ちゃんと心配して、見守ってくれていたんだ。

そしてその時、怒ってくれる人がいるって、こんなにも大きなことなんだと気づいた。

この体験から、もう自分勝手な性格から卒業したいと思った。

ひとりで抱え込むのは終わりにして、苦手なことは人から学んでいこうと決めた。

「できる人」を装うのではなく、自然体でいることで、周囲の人たちとの関係も築きやすくなった。

そうして私は、相手を信じて、人を信頼することができるようになっていった。

関連記事

PAGE TOP