学校に行けない時は電話の音が怖かった
「早く学校においで」と言われる気がして
見えないプレッシャーと闘っていた
クラスのみんなが頑張っているのに
サボっていると思われている気がして
家にいる時もずっと辛かった
ひとときも心は休まっていなかった
「学校に来てくれてありがとう」
久しぶりに学校に行った時に
担任の先生がかけてくれた言葉
あの時、とても嬉しかった
自分を責め続けていた心がホッとして
明日から先生に良いところを見せたいな
少しずつ学校に行く時間が増えていった
20歳の頃、先生にその話をすると
「人生80年の中のたった一年、取り戻せるよ」
そっかぁ、長い人生の中の一年だったか…今からでも遅くはないんだ…何か挑戦してみようかな
そして私は次の年に国家資格に挑戦することになります
担任の先生の言葉があったから今も頑張ることができます
これから先、困難なことが起こったとしても、あの頃の経験があるから乗り越えようと思えるのです